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[Glee シーズン5] 3話 "The Quarterback" コリー追悼エピソードを見ました。

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コリーが亡くなってからちょうど三ヶ月。*1
あの日の衝撃は忘れられません。
あまりにも突然で、ひどい冗談だと思った。
ヒース*2 が亡くなった時と同じ。あの時に近い衝撃でした。

ショックで、現実のこととは思えなくて、記事を読むにも、涙は溢れるし、頭はガンガンするし、英語が全然頭に入ってこなくて。
何も手につかない、言葉も見つからないので、共演者やスタッフのツイートを見てまた泣いて。

その時からのコリー関連のツイートを、お気に入りに入れていた分だけまとめてみました。

⇒ Sango(@Sango5D)/Tag/RememberingCory – favolog

(本当はキャストのインタビュー等もまとめたかったのですが、他に沢山記事が出ていると思うので。)

リアのことも心配でたまらなかった。ライアンが "strongest 26-year-old I know" と言っていましたが、彼女は本当に強いですね。すごいよリア(涙)



私がgleeを見始めたのは、アメリカでシーズン2をやっていた頃なので、シーズン1の頃からのインタビューや舞台裏、イベント、授賞式等々の動画を、全て見る勢いで見ていた時期がありました。

それでコリーの人柄に惚れ込んじゃったんです。
それ以来なので三年ぐらいかな?コリー関連の動画やインタビューだけは出来るだけチェックするようにしていました。

コリーと出会ったのはgleeではなくて、カイルXYなんですけどね。
少し若くて細くてかっこよかったけど、嫌なやつだったなー。
それも高校生役でした。んでやっぱり何か飲み物ぶっかけられてた気がw

ライブツアーの動画を見漁っている時も、後ろで変なダンスをしているコリーに釘付けでした(笑)
ライブではないけど、日本にも来てくれましたね。懐かしいな(;_;)


突然思い出しちゃったけど、これ大好き!




子供の頃から色々なことがあって、でも立ち直って俳優になって、それを告白して・・・その話を読んだ頃のことを思い出すと、また泣きそうになります。

少しずつ映画にも進出していて、『All The Wrong Reasons』 や 『McCanick』 が遺されています。どちらも予告編は見たけど、『McCanick』の方はドラッグ依存症という役柄なので、しばらくは見れそうにない・・・

自分でリハビリ施設に入った時も、びっくりしつつも、のんきに、コリーだから大丈夫、シーズン5では元気なフィンが見れると、勝手に信じていました。

シーズン4あたりから、正直もう私の好きなgleeではなくなってしまっていたのですが、コリーがいたから見続けていたようなものでした。
シーズン5を見るかも迷っていたけど、フォトシュートで、後ろで手を広げてみんなを包み込むような表情のコリーを見て、やっぱり見ようと思ったのでした。

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S5の最初の2話のビートルズトリビュートでは、フィンが大活躍する予定だったって、ライアン(だっけ?)が言ってましたね。S4の最後出演できなかったから。あまり楽しめなくて、四年間構想を練ったなんて嘘だよね?なーんて毒づいちゃってすみません。結構変更されたのかな。

いくら酷いことを言わされようが、キャラ設定にウンザリしようが、gleeでのお気に入りのキャラはいつだってフィンでした。
フィン役の候補になっていた、コリーより歌もダンス(笑)もずっと上手な俳優さんたちの名前も色々聞きましたけど*3、コリーだからこそあんな魅力的なキャラになったんだと思っています。
コリーの歌と演技が大好きでした。少しずつコリーのインタビューや、昔のフィンのシーンは見られるようになってきましたが、歌声だけはなかなか聞けない。急いで消しちゃいます・・・(へたれ)


今回のエピソードも、事前にアップされていた台詞は聞けても、音源は聞けなかった。まだ心の準備ができてないと思っていましたが、金曜日、少し酔って帰ってきた勢いで見てしまいました。

リアが「コリーとフィンの二人を亡くした」と語っていましたが、フィンも亡くなってしまったのを見て、私の中でやっと少し実感が湧いてきました。

本当に悲しいことがあった時、私はすぐにはあまり泣けません。しばらくたって、ふとした拍子に現実だと実感して、タガが外れたように泣きだしてしまうことがあります。

今回はそれがこのエピソードだったのかな。見終わった後もしばらく震えが止まらなかったぐらい泣いてしまいました。
みんながフィンの思い出を語りますが、映像は出てきません。それがすごくよかった。自分の心の中で思い出しては笑って、その反動でまた泣いて・・・

ライアンが言っていましたが、このエピソードのほとんどのシーンはファーストテイクが使われているそうです。俳優もクルーもすごく苦しそうだったから。

キャストの涙が全て本物なのが、本当に辛い。

なかなか泣けなかったシュー先生とパックがついに流す涙。
そして一番大切な人を失って途方に暮れるキャロルとレイチェルの涙。


フィンが恋しい。コリーが恋しい。


気になった台詞をメモしながら、じっくり振り返ってみます。 ※ネタバレです!!



初っ端の"Seasons of Love" の、みんなが黒い服を来て一列に並んだところで、既に込み上げてくるものがあり、腹筋がひくひくしてしまいました。

メルセデスの歌がすごくいいんですよね、今回(涙)


後ろを振り向くと、フィンの写真がスクリーンに映し出され、続いてgleeの “l” がフィンのシルエットになったロゴが現れます。これはファンが作ってライアンがツイッターでシェアしていたものですよね?

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お葬式から三週間、シュー先生が企画したスペシャルメモリアルに参加するためにみんなライマに帰ってきます。

カート:「みんなで集まるのは現実をつきつけられるようで辛いけど、今は友達が必要だ。」

フィンがどうやって亡くなったかは明らかにされていません。

Everyone wants to talk about how he died, too, but who cares?
One moment in his whole life. I care more about how he lived.


レイチェルに声をかけるところが辛い。部屋で泣いてるのかな・・・


一方スーはメモリアルガーデンを設置。といっても、フィンとクインがお互いの胸をなでまわしていた場所(笑)に、カートが20ドルで買ってきた木を植えたものですが。(パックが引っこ抜いて盗んでいっちゃったので、またカートから20ドル徴収してましたw)


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「明日から、自分たちのために、自分たちが唯一出来る方法、つまり歌うことで、フィンを追悼しよう」というウィルに、「歌っても彼は戻ってこない」というパック(涙)

「何をしても彼は戻ってこない。でも二分間だけでも、彼の素晴らしいところを思い起こすことが出来るだろ」

明日まで待てないメルセデスは立ち上がって、「フィンが、赤ちゃんのソノグラムに向かってこの曲を歌ったって言ってたのを覚えてる。ま、彼の赤ちゃんだって彼は思ってたんだけど」(そうだったね~、パック!笑)と言って、"I'll Stand by You" をフィンに捧げます。

He was the first cool kid to be nice to any of us, and he was our leader in here. We love you, Finn.

 

コーラスの部分、歌ってるのは在校生中心なんだけど、またこみ上げてきちゃう。


続いて、フィンの部屋で持ち物を片付けるカート、キャロル、バート。
こらえていた涙がこのシーンで溢れだしてしまいました。

出てくるのは、カートがSingle Ladyを踊った時のアメフトのボール。
そして、フィンが"faggy"と言っちゃってバートに怒られた悪趣味なランプ。
「バートに自分が正しいってことを証明するために、ここに置いたままにしてたんじゃないの?これ酷いもの」とキャロル(笑)

バートは、「自分は正しかったけど、フィンには偏見なんてなかった。どういう意味で言ったか分かってたんだ。あれは自分に言い聞かせてたんだよ、彼はそこに運悪く居合わせちゃっただけで。」と彼を叱ったことを後悔。*4 そしてもっとハグしておけばよかったと泣き出すバート。

キャロルが寄付用の箱に入れたフィンのアメフトのジャケットを、「だめ、これは僕がもらう」と拾い上げるカート。
「これを来て廊下を歩いてくる彼はスーパーマンみたいだった」
大事にジャケットを着て、「彼の腕長かったんだね」 と。涙

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そしてキャロルの言葉が辛い。辛すぎる。

I always thought that when I, uh... How do parents go on when they lose a child? You know, when I would see that stuff on the news, I'd shut it off, 'cause it was just too horrible to think, but I would always think: how do they wake up every day? I mean, how do they breathe, honey? But you do wake up. And for just a second, you forget. And then... oh, you remember. And it's like getting that call again... and again, every time.
You don't get to stop waking up. You have to keep on being a parent, even though you don't get to have a child anymore.


泣き崩れたキャロルを囲んで三人は抱き合います。


昔カートが投げ込まれていたゴミ箱前。

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ゴミ箱にはスプレーペイントでフィンへのメッセージが描き込まれています。

KURT: Soon as Finn joined the Glee Club, being a loser, an outcast and a misfit, it... it all became okay.


そこにやってきたパックとフィンのジャケットを巡って喧嘩するカート。カート強しw


アーティーとサムが歌う"Fire and Rain"

James Taylorが、薬物中毒から立ち直ろうとしていて亡くなった女性の死を歌ったものと言われているだけに、これも胸に響きます。


フィンのロッカールーム前は、花やキャンドルや思い出の品でいっぱい。

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この中に、コリオグラファーのザックとブルックのメッセージもあって泣けました。

キャンドルを取り除かせようとするスーにサンタナは、「あんたはひどい人間で、フィン・ハドソンに優しい言葉をかけたことなんて一度もなかった。彼は自分を嫌ってなかったかも、なんて一瞬でも考えないことね!」と食って掛かり、スーを突き飛ばしてしまいます。

これはサンタナが自分自身に思っていることでもあるんですよね。
話が前後しますが、後半でサンタナは、いつものサンタナ節でフィンを茶化した後、"If I Die Young" を歌います。本当はフィンのいいところを沢山言いたかったのですが(紙に書いてまでいた)、結局怖じ気付いてしまいました。歌の途中で泣き出し、叫び出し、走って出て行ってしまいます。

講堂でしぶしぶカートに披露したフィンのいい人エピソードの中には、ベッキーがサンタナの椅子にチョコレートケーキを置いていたのを知らずに座ってしまって、うんこを漏らしたみたいになっちゃった時、フィンは学校を出るまで自分の後ろを歩いてくれた、なんてものが(笑)

泣き出すサンタナに、カートはフィンのジャケットを掛けてあげます。*5 

サンタナはスーに謝りに行きますが、スーは喋らせない。
フィンが、自分に嫌われていると思ったまま死んでしまったことに完全に打ちのめされているスー。
「本当にいいヤツだった。そしてそれを彼に伝えることはもう出来ないんだ。彼は行ってしまった。素晴らしい教師になっただろうね。あと30年は一緒に教えて、彼やグリークラブを罵っていられると思っていたのに・・・」

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話を戻して、誰もカウンセリングに来ないと嘆いていたエマのところに、ティナ登場。「これ以上黒を着ていられるか分からない。二年前のゴスティナに戻っちゃいそう」と相談します。(おいw) 

その後はウィルの予約。エマに「フィンの訃報を聞いた時も、お葬式の時も泣いてない」と指摘されます。どうやって感情を表せばいいのか分からないほど打ちひしがれているウィル。周りの人たちのことを気遣うのに精一杯で自分のことを考えられないでいます。

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Of course I feel something, Emma. I-I feel... I feel more than I know how to express. I... I'm heartbroken. To be honest, I don't even know how we're all supposed to move forward, but in the meantime, I have to make sure that the people around me are taken care of.



感情を表に出せないでいたのはパックも同じ。
酔っ払ってロッカールームに現れたパックは、シャノンに「感情を持つのを怖がらなくていい」と言われますが、「俺みたいな感情は誰も持ってない!誰も理解できない!」と叫びます。

シャノンが、何を理解できないんだ?と聞くと・・・

That if I start crying, I don't think I'll ever stop!


ここで号泣(←私が)

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怒鳴ってロッカーを蹴り、ラックを押し倒すパックを見ながら、シャノンは「フィンにも椅子を蹴っ飛ばされたよ」と優しく言います。「彼の得意技だったからな」とパック。

シャノンの横で泣き出したパックは「本当の自分を思い出させてくれる存在のフィンがいないのに、バカにならないでいられる、人を傷つけないでいられる自信がない」と思いの丈をぶちまけます。

「これからは自分でやらなきゃ。フィンが見てくれたように自分を見つめないと。フィンは死んだんだ。残されたのは私達の頭の中にある彼の声だけなんだよ。」

I'm sorry, but it's time you... you got to be your own quarterback.


ふわああああ(号泣再び←私が)

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パックは、フィンの背番号を永久欠番にして飾ってもらうよう、コーチにお願いします。
そして盗んだメモリアルの木を戻すよう約束させられます。

It wasn't big enough.

てのがまた淋しい。フィンはおっきかったもんね(涙)

They grow, you know.


後で木を植えに来た時、パックはコーチに軍隊に入ることを打ち明けます・・・

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クアイアルームで、ドラムの横にある、誰も座っていない椅子をにらみながら、"No Surrender" を披露するパック。



男の子たちがぐっときてる(涙)

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フィンのロッカー前のメモリアルに在校生たちがドラムスティックを飾っているところに、カートの腕を握りしめたレイチェルが現れます。

レイチェルが登場したのは最後の10分ぐらいでしたが、その間ずっと涙が溢れて画面がよく見えなかった。

服装も髪型も昔のレイチェルみたいで、いつもよりずっと小さく見えました。"Finn"のネックレスを握りしめながら、声を絞り出すレイチェル。

I loved Finn, and... he loved me, and he loved all of you guys. I know he did.
I like to sing in the car and, um... and before Finn, I used to sing alone... and this was the first song that I... sang with him when we would... drive around together, so... this is for him.


そして泣きながら"Makes You Feel My Love"を歌います。


この曲はリア自身が選んだそうで、リアとコリーにとって、とてもパーソナルな一曲だったんだそうです。


シュー先生が一人いたクアイアルームにレイチェルが入ってきます。昔みたいに。

「みんなの支えになってきたと聞いてますが、先生は大丈夫?」とウィルを気遣うレイチェル。
「本当は大丈夫じゃないんだろうけど、大丈夫だよ。そんなことより、君は大丈夫?」とレイチェルの手を握ります。

「分からない。彼によく話しかけるんです。まだ彼の顔が見えるし、声もはっきり聞こえる。忘れてしまうと思います?そうなる日が来るのが怖い・・・」

「何を話すの?」

「なんでも。デートしてた時もずっと私が喋ってて、彼は聞いてるふりをしてるだけだったから、そんなに変わらないんだけど。」 (泣き笑い)

そして思い描いていた人生の計画を語りだすレイチェル。
「ブロードウェイでビッグになって、ウディ・アレンの映画に出て、そしてフィンのもとに帰って、いつまでも幸せに暮らす・・・これ以上いい人生があるなんて思えない。」

He was my person.


リア自身の心境と重なって、見ていて辛いシーンでした。

「でもメモリアルを企画してくれてありがとうございます。もう二度と歌えないんじゃないかと思っていたけど、歌えるってことがわかったから。」

レイチェルが壁に飾ってくださいと言って取り出したプレートにはこんな台詞が(笑)

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"The show must go...all over the place...or something" 懐かしいね(涙)


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Will: Did he really say that?
Rachel: He was smart, just, you know, in an... in an untraditional kind of way.


予告にあった ↓ はカットされていましたが、プレートをかけた後のシーンだったのかな?

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最後のウィルの嗚咽は見ていられなかった。約束通りエマもそこにいてくれました。

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フィンと、あと一人好きなキャラはウィルなのですが、シーズン1の頃からウィルとフィンのシーンが大好きでした。シーズン4ではちょっと変なことになっちゃいましたが、この間未公開シーンがアップされていました。このシーンがあったらまた印象違ったんだろうな。



なんでウィルが歌わないの?とか、やっぱりクインもそこにいてほしかったとか、色々思うことはありますが、大変な中、このエピソードを作ってくれたスタッフやキャストの皆さんに感謝したいです。

これで終わりではなく、シーズンを通してコリーを偲んでいく予定だということなので、やっぱりシーズン5も見てしまいそう。


ダイアナが出演できなかったのは残念でしたが、代わりにこれを。


 

 


*1: 日本時間では7/14でしたよね。 ⇒文章に戻る


*2: 今でも「好きな俳優は?」という質問があったらヒース!と答えてしまうほど、ヒースが大好きな管理人です。あの頃は大学生で、大学の図書館飛び出して、雨の中を止めどなく歩いてた。鮮明に覚えています。 ⇒文章に戻る


*3: アーロン・トヴェイトとか!(←大好きです) ⇒文章に戻る


*4: フィンも勿論悪いけど、あの時ちょっとモヤモヤしたんですよね。バート自身もこう思ってたんならよかった、と今更すっきり。
というわけで、"Theatricality" ちらっと見直したんですが、みんなキャラ立ってて面白かったなーあの頃(遠い目) ⇒文章に戻る


*5: なんでカートはサンタナにあげちゃったんだろ?これが盗まれて、パックが疑われ、結局はあの人が持っていました。この話はイマイチだったな・・・ ⇒文章に戻る