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[Coldplay] クリスの声を使ったキーボードサウンドを作った (Wave 105)

Hannover 45000 Tausend FAns feiern Coldplay in der AWD Arena

(Foto/Michael Thomas)

2011-10-26 Wave 105 ガイとウィルのインタビューより
MXは締切の日の夜中の2時に出来上がったらしい。タイトル、ストーリー、アートワーク、それからサウサンプトンについて!笑

― Mylo Xylotoについて

ガイ: それを思いついた時、自分たちにとってはどう発音するか理解するのは簡単だったんだけど、読んだだけじゃどう読むのか分からないってことをあまり考えてなかった。どう読んでもいいんだよ。

ウィル: 多くの人が違う発音で読んでるってことが、そういうタイトルにした一つの理由でもあるよ。それぞれに解釈してもらって、どんな意味で考えてもらってもいいんだ。

僕たちにとってはアルバムをとりまく世界全てのことなんだけど。アートワークやビデオやアルバムのセッティングなんかのね。想像力を使ってもらって、好きなようにしてもらえたらいいな。

ガイ: (ブライアン・イーノについて)彼は今回はプロデューサーのようではなくて、プロセスのはじめに来て、バンドメンバーのようにキーボードを弾いて、曲のはじめの段階でいろいろ助けてくれた。

アルバムを出したのが数ヶ月前でも数カ月後でも、完璧に違ったものになっていただろうね。二年間の間にいろんな段階があって、やめて、終わらせて、リリースして、今の形があるわけだけど、常に、変化して、発展してたんだ。締め切りがないと終われないから終わらせたんだけど。

ウィル: 宿題のように、ぎりぎりまで終わらせられなくて、金曜日の朝に渡さなきゃいけなかったんだけど、終わったのはたしか夜中の2時だったよ。

― Mylo Xylotoのストーリー

ウィル: コンセプトという言葉を使うのにはためらいがあるんだけど、曲と曲はある意味関係しあっていて、ストーリーは、もし見つけたかったらそこにある。

もちろんどんな順番で聞いてもらってもいいし、曲が独立していてほしいとも思うけど、初めから終わりまで、アルバムがストーリーを語るってアイディアが好きなんだ。旅のようにね。

だからストーリーはある。テーマのようなものもあって、ラヴストーリーで、全然オリジナルじゃないんだけど、曲が関係しあいながら、違う視点からストーリーを語っているんだ。いいことや、大変なこと、悲惨なこともあって、最後にはトンネルの終わりに光が見えるんだ。

― 愛がすべてに勝つ?

ウィル: そうだといいね。

― アルバムがバンドの状況を反映してる?そうだったらMylo XylotoはColdplayについての何を言おうとしてるんだろう?

ウィル:そうだね。アルバムは今起こってることのスナップショットのような感じで。
4人が今までに比べてよりよい場所にいることを反映していることを願ってるよ。四人の関係がすばらしく機能していて、バンドをいつまでも続けたいんだ。
それに、聞いている音楽の種類、ここ数年で影響をうけた音楽もかな。今やろうとしていることの正確な絵なんだよ。

― Hurts Like Heavenが次のシングルだと予想してるんだけど。

ガイ: 面白いね。この曲は僕たちずっと大好きで、ずっと前から、アルバムのオープニングトラックにしよう、ライヴでも最初にやろうって思ってたんだ。何人かにシングルになるだろうって言われたんだけど、シングルになる可能性を無視はしないよ。

― Charlie Brownの最初の声は?

ウイル: クリスの声を速くしたものを使ったキーボードのサウンドを作ったんだ。声のサンプルをスピードアップして、キーボードにいれて、ピアノのように「声を弾く」んだよ。
だいぶ後になって偶然見つけたんだ。楽天的でハッピーな曲でも、奇妙なものや落ち着かないものなんかのフレーバーを加えると面白くなる。この曲では機能したんだ。

― Princess Of China

ガイ: リアーナと一緒にやったってことが気に入ってるんだ。彼女はすばらしいし、「リアーナがColdplayのアルバムで歌っている」ってアイディアはすごくとっぴで斬新で、すばらしいものになると思ったんだ。

彼女はすばらしく歌ってくれてお気に入りの曲ができたよ。

― アートワーク

ウィル: アートワークにはかなり時間をかけたんだ。友達のグラフティアーティストParisの助けを借りて、スタジオに9メートルのコンクリートウォールを作ったんだ。そんなことしたことなかったからすごく楽しかったよ。

そのアートワークがアルバムのテーマの一つを象徴するようにしたかった。灰色や茶色のものを、活気にみちて、エネルギーあふれる、興奮させるカラフルなものに変えられるということ。

世界を旅していて、空港から街の中心に向かうといつも気づくんだけど、カラフルな色がきらめいていて、生き生きしてるんだ。そういうこともアルバムにインスパイアを与えてくれた。

アルバムのグラフィティもParisの助けを借りてみんなでやったんだよ。

ガイ: 大きなウォールを作ったんだ。ベルリンの壁のセクションのレプリカみたいな感じで。一週間塗ったりペイントをして過ごして・・・

ウィル: ガイがチーフだったんだ。

ガイ: 風船にペイントをぎっしりつめて、壁に投げつけて、塗って・・・。アルバムやウェブサイトやライヴで見れるアートワークはすべて自分たちでやったものだよ。

― The Piercesのプロデュースをしてたけど、もっとプロダクションに関わりたい?

ガイ: 僕たちには大きなチームがあるんだ。
4人のバンドメンバーに、フィル・ハーヴィー、マーカス・ドラヴス、ブライアン・イーノに、リック・シンプソンとダン・グリーン・・・。それに4人はバンドメンバーだけど、いつも共同プロデュースをしている。クレジットには書かないけど。

― ウィルに、サウサンプトンについて聞かずにはいられないんだけど!!

ウィル: 忙しいし、三人も子供ができちゃって、あんまり試合にいけてないんだけど、まだシーズンチケットは持ってるし、父は毎週行ってるよ。

ガイ: ウィルとジョニーにサッカーは任せてるんだ。僕はよくわからないから。というか、一つのクラブに忠誠心を持つほど長く一つの場所にいたことがなかったから。

プレーするのは好きだよ。あまりうまくないけど。