Twitter facebook RSSで購読する

[Coldplay] メンバーによる各曲解説② (XFM Mylo Xyloto Playback)

20120715I

トラック解説後半です。

Major Minus

G : ただみんなで適当に弾いてた時に、ウィルがすばらしいドラムビートを叩き始めて、それにすぐ応えて、みんなすごく気に入ったんだ。

C : ジョニーがRocks outするからライヴでやるのが好きなんだよ。おわかりのように、ジョニーはシャイな男なんだけど、ブライアンの影響で、ソロを無理矢理やらせて、彼の潜在能力を見れるようになって、みんな興奮したんだ。 だからライヴではすごく盛り上がっちゃうんだ。ジョニーがすばらしいことをやってるまわりでバカみたいに踊って。

J : 僕も踊ろうとしたんだけど・・・

C : 弾く音が多すぎるんだよね。

J : 難しすぎた・・・

(歌詞は?)

C : アルバムの中の悪役だよ。 コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』を読んでいて思いついたんだ。圧政的な力に追いかけられるようなアイディアをね。過激派政権のこととか。あまりシリアスにはなりたくないんだけどね。アルバムの他の曲に反対して結集するような感じかな?


U.F.O.

C : もともとはアルバムの中で一番ラウドでロックな曲だったんだ。一年半前ぐらいまでは。でも全然うまくいかなかった。

フィルが、「Black Birdとか、ニック・ドレイクの曲のようなものがあったらいいのに」ってずっと言っていて、「やってるよやってるよ」って言ってたんだ。ガイがマンドリンで美しいものを作ってたり、みんながんばってたんだ。

ある日偶然なぜかビッグなコーラスをすごく静かに弾き始めて、フィルが、「それだよ!」って言って、そうやってできたんだ。

(ロックバージョン想像できないなーと思っていたんですが、そういえばDingwallsのライヴで、Mylo Xylotoの演奏中にクリスがU.F.O.のメロディーを歌ってたんですよね~♪ あの4音、というかコード一緒ですもんね。それを聞いて、少し想像出来ました。)


Princess Of China

J : だいぶ前からあった曲で、最初からリアーナが歌ってるのが頭の中にあって、彼女にあげるつもりだったんだ。でも一緒に演奏し始めたら、これはあげられないよ、って思って。

C : 悪くないなって思ったから、デュエットにすることを思いついて・・・

J : デュエットって言葉は恐ろしいね。(爆笑←私が) 

C : ウィルが6ヶ月間ずっと拒否し続けて、リアーナのために書いたと言ったら、「OK、彼女は素晴らしいね」って。それで彼女に電話して、ありがたいことにイエスと言ってもらえたんだ。

(彼女がベイカリーかビーハイブに来たの?)

C : いや、僕がLAのスタジオに行って、ピアノを弾いたんだ。すごく緊張したよ。彼女は、やると言ってくれた。彼女はいつも使ってる魔法のスタジオに入って二週間後にはポストに入ってたよ。

(シガー・ロスのTakkも使ってるよね?)

C : そう、最初にね。彼らが僕たちが作れないサウンドを作ってたから。

J : 信じて、僕たちも試したんだよ。

C : もっといいものを作ろうと思ったんだけど、出来なかったんだよ。 (ここでクリスの音真似w)
Takkを聴いていつもフラストレーションを感じてて、歌がないから、これに歌をつけたいなって。Viva La Vidaでも試したんだけどうまくいかなくて、今回POCにうまくはまったんだよ。親切にもサンプルするのを許可してくれたんだ。いや、強制した(笑) メンバーのうちの一人は喜ばなかったらしいんだけど、誰かは分からないんだ(小声)


Up In Flames

C : 9月4日ぐらいにアルバムを提出しなきゃいけなかったんだけど、3日にこの曲ができたから、iTunesフェスの合間にレコーディングをはじめて(たぶん日付こんがらがってる、クリスさん)、ウィルがサウンドチェックでドラムをやって、ピアノのデモはあったから、ヴォーカルは日本でレコーディングして、ガイのベースは・・・

G : 日本だよ。東京だったかな?

C : そしてギターはオーストラリアと・・・

J : LA

C : フェスティバルで世界中をまわってたから、8大陸で録音したんだよ(おいw)!25分間で。
ある曲は何ヶ月も何ヶ月もかかってレコーディングしたのに、その気になったら1,2日でレコーディングできるんだなって。


A Hopeful Transmission

C : アルバムのストリングスをやってくれたDav(ダヴィデ・ロッシ)が思いついたんだ。英語うまいんだけど、ちょっとがクセがあって、僕がスタジオにいない時に、君たちがジャム・セッションをやってて、彼がA Hopeful Transmissionって呼んだんでしょ?

G : ・・・・そうなの?

C : そうだよ、君とウィルが・・・知らないけど。とにかく、彼が僕にそのタイトルを言ってきたんだよ。だから使っていいか聞いたら、「もちろん、使っちゃって」 (イタリア語訛りでw)って。


Don’t Let It Break Your Heart

C : この曲は、人生にがっかりしないで、ポジティブなことに目を向けるということについて歌ってる。年をとるにつれて、ひどいことも沢山起こるけど、見ようと思えば、喜びやいいことも沢山ある。モチベーションを高めるテープのようなものかな?アルバムをハッピーに終わらせたかったんだ。

ある人がある人の手をとって、大丈夫、切り抜けられるよ!と言っているような。


Up With The Birds

C : ETIAWと同じような過程で作られた曲。誰かが作ったものの一部分を聴いて、曲が生まれたっていうね。だからまた手紙を書いて、この場合はレナード・コーエンに。

最初の2行(The birds they sang, at break of day. “Start again", I hear them say.)は、彼の “Anthem” という曲からきているんだ。

彼がライヴでその曲をやるのを見ていて、その途端部屋を飛び出したんだ。曲の続きを聞きたくなかったから。アイディアがあって、続きを書きたかった。変かな?

J : い、いや・・

C : 時々あるんだ。強い感情が沸き起こって、脳の中で、これはここに行かなきゃって。だから彼に手紙を書いて、ソングライティングクレジットをレナード・コーエンと分け合ってるんだ。

それと、Queenのサンプルも入ってる。小さな部分だけどね。史上最小のサンプルじゃないかな。「ああっ」って部分だけだから。でもそれも許可を取らなきゃいけなくて。いつもそうやってるんだよ。

このアルバムはハッピーエンドにしたかった。みんな大好きなディズニー映画のエンディングのような。

(エンディングといえば、ウィルが「いつバンドを終わらせるべきか僕たちは分かっている」って言ってなかった?)

C : どうも彼は今日終わらせちゃったらしいね(この日はウィルが用事で来れなかったので)!

この仕事ができることに本当に感謝してるんだ。仲間ともまだなんとかうまくやれてるしね(笑) だよね??

J : お、おう