Happy 1st Birthday MX.
というわけで、昔のインタビューの掘り起こし。これ、5月に「なんちゃって訳が仕上がってる」とかなんとか書いちゃってたあれです。全然仕上がってないねw
今更過ぎてすみません。(すっかり忘れてた)
[ローマ] 夜の7時、人けのないレストランで、早すぎる夕食。クリス・マーティンが最初の一口のためにナイフを突き刺すと、テンダーロインから血が染み出す。少なくとも一週間に一日は動物性タンパク質を取らないようにしようという、ポール・マッカートニーが推進しているキャンペーン、ミートフリーマンデーに賛同しているアーティストにしては、珍しい食事だ。
「僕は太るのが怖いんだ。」 コールドプレイのリーダーは告白する。「今はツアーの真っ最中で、程よくタンパク質を含む食事が必要なんだ。」
5thアルバム、Mylo Xylotoのおかげで、2011年のイギリスの大ヒットバンドとなった彼らは、5月24日にイタリアにやってくる。トリノのスタディオ・オリンピコで行われるその公演は、既にソールドアウトだ。10年間で5000万枚のアルバムを売り上げ、7つのグラミー賞を獲得し、現在、シングルParadiseはトップチャートを走っている。そして、2012年はツアーによって記録的な年になるだろう。彼らはアブダビでのニューイヤーズ・イブのコンサートただ一回で、120万ユーロを稼いだ。
「僕は、アーティストは28歳から33歳の間に生涯最高の曲を書くんだと思いこんで大人になったんだ。今考えなおしているところだよ。」
3月2日で35歳になるマーティンは言う。TVショーのゲストとして呼ばれ、Cinecittàのドレッシングルームにいる彼は、アシスタントに新鮮なフルーツを頼んだ。
「ビタミンとミネラルをとって、バランスの取れた食事をするためだよ。この仕事を始める前は、ビールやコーヒーを飲んだことがなかったんだ。試した時は、すごく気分が悪かった。今は一時間ヨガをして、毎日ランニングをする。そして鏡を見ると、同じ年とったクリスがそこにいるんだ。がっかりするよ。」 彼はリムジンのスモークガラスから首都の郊外の景色を眺めながら言った。(場所がコロコロ変わってよう分からん)
ドレッシングルームはサーカスキャラバンだ。狭くて、フルーツがたくさん。マーティンは、寒さと湿度から体を守るために、オレンジ、パープル、ダークグリーンのスウェットシャツを重ね着し、フードをかぶって、カリスマ的なフランシスコ会修道士のようだ。(え?)
声はクリアでディープで、説得力がある。スタジアムでIn My Placeを歌い、観客を揺さぶる時と同じ声だ。彼一人だけと会えるのは珍しいことだ。彼は他のコールドプレイのメンバー、ガイ・ベリーマン、ジョニー・バックランド、ウィル・チャンピオンと一緒にいて、詮索するような質問から身を守る方を好む。しかし、彼は今や成熟していて、悪態もつく。彼の頭にはのぼったことがないという成功のおかげだ。
「スタートしてから全てがものすごい速さで進んでいったから、過去を振り返る暇がなかったんだ。プレッシャーがストレスにならないかっていつも聞かれるんだけど、全然ならないよ。なんでそうなる?僕の夢だったんだよ。僕たちがやらなきゃいけないことは、飛行機に乗って、都市に降り立って、演奏して、また別の飛行機に乗って、別の都市に降り立つこと。二時間の栄光と引き換えに、ちょっと退屈なことを繰り返す。悪くないよ。」
彼は自分の家にいるかのようにドレッシングルームの中の模様替えをする。
「しばらく君の仕事をやってみたいな。」 そう不意に言うと、立て続けに質問を浴びせてきた。「音楽を愛するジャーナリストとして、演奏できないというのはイライラする? 僕が女優と結婚したってだけで、僕らのバンドはハリウッドと結託していると、ファンは信じていると思う?」
君がスターで、私がジャーナリストなんだよ。私は彼に思い出させる。彼は続ける。
「古代文学専攻を卒業した後、やりたかったことなんだ。RadioheadのOK Computerのレビューを書くこと。僕の人生を変えたアルバムだ。
僕は、演奏をして、有名になって、観客がステージの前で体を揺らしているのを見ながら歌って、U2としてステージに立つボノと同じ感情を抱く、そんな妄想を抱きながら大きくなった。
子供の頃はそこまではっきりとした考えはなかったよ。僕はサーカスに夢中になっていたんだ。11歳の時、両親に向かって真面目に宣言したんだよ、ピエロになりたいって。今やってることとそんなに変わらないと思うけど。しばらく一輪車に乗る練習をして、化粧をしたり帽子をかぶったり赤い鼻をつけた自分の姿を想像してた。
でも、12歳の頃には既に心変わりしていたね。一輪車に乗るのはすごく難しいと気づいたんだ。そして、マイケル・ジャクソンとA-haに、文字通り熱狂していたから。」
だー。力尽きました(笑)
Una notte da Coldplay Chris Martin - Repubblica.it
去年の11月にローマで行われたインタビューで、今年の1月にLa Repubblicaに載っていたものです。
ぐぐる翻訳と、伊語を英訳してくれた方の文章に頼っているので、意味不明なところもありますが、面白かったので訳してみました。でもまだ半分。もう限界。
てことで、あとは超適当に。
普段は都市を訪れる時間があまりないけど、ローマでは、ステージに出るまで、ダウンタウンを散策する時間が少しあったそうです。
ジャニコロの丘からサン・ピエトロ大聖堂が見えたことから、宗教の話になり、若い頃、偏狭になって、古い宗教的な曲しか聞かない時があった、一方で、メリー・ポピンズやオズの魔法使いなどの映画に魅せられていた、でもそれは全部過去のこと、などなど語っておりました。
この先、ライヴの後のインタビュー。
X&Yが出てすぐ、パリのクリヨンホテルで行われたひどいインタビューのことを覚えていて、「あの時なんて書いた?僕がバカだって?そう書くべきだったよ!」と叫んでいたとか(笑)
「今までインタビューした中で、一番気が進まなかったアーティストは?一番おしゃべりだったのは?一番のクソ野郎は?」 着替えながら、また質問攻め。
グウィネスとの話。
「しょっちゅう僕たちの記事を読むんだ。ポップスターとディーヴァ、特別なカップルとかなんとか。でも、僕たちの何が特別なんだ?僕たちはお互いに裏切らないし、タブロイドやパパラッチにネタを提供したりもしない。
お世辞でいい気になったりもしないし、成功によって僕たちのビジョンが変わることもないし、富によって傲慢になることもない。僕の妻は近所にいる女の子たちよりずっとノーマルだし、子供たちは親がスターかどうかなんて気にしない。
もしパートナーと子供を持つことを選んだなら、リアルな人間でい続けないと。グラミー賞を磨いてる時間はないし、そんなことしたくないんだ。」
真夜中を過ぎ、マイケル・ジャクソンやエイミー・ワインハウスのこととか、成功はポップスターの最悪の敵だとか、精神科医がいなくても、バンドとして自然に自己分析をしてきて、自分たちがどれだけラッキーだったか分かっている、などなど話しています。
「1stアルバムの成功がなかったら、僕たちは今どうなっていただろう?作業員になってた?パブで働いてた?オフィスでうんざりしてた?失業手当で生活していた?両親と一緒に住んでた?もしコールドプレイが有名にならなかったら、グウィネスとも出会っていなかった。だから、なんでこの天から与えられた幸運を台無しにすることができる?」
空港に行く途中のリムジンにて。
「あと10年で44になるんだ。シンガーにとっては危険な年齢だよ。10年後の自分をどうやって想像する?これだけは答えてよ!」 ← クリス、逆質問しすぎ(笑)
このインタビュアーのことかな?ロックスターの孤独に関する本を書かれたそうで。
「僕はその本には載らないよ。60歳になった時、ブルース・スプリングスティーンみたいになっていたいんだ!」
その後、プライベートジェットでオスロに飛び立ったクリスさんでありました。ちゃんちゃん。
そういえば、この時のショウのセット素敵だったな~。前載せたかもしれないけど。
Coldplay Live a "Il piu grande spettacolo dopo il weekend" Fiorello, Rai 1
リハーサルの時のクリスさんも。