すごかった。こんなにすごいと思わなかった。というか、自分がこんなに感動すると思わなかった。終わってからしばらくぼう然としてました。
アルバムまで待つ気はないくせに、聞いてしまうのが怖くて、初めて聞く時は素敵な時間にしたくて、あれをしてから、これをしてから、と先延ばしにしていたiTunesのストリーミング映像ですが、昨日早く寝過ぎたのか夜中に目が覚めちゃって、見ちゃいました。
映像と一緒にコールドプレイのアルバムを体験するなんて初めてのことだし、個人的にも音楽と美術/映像のコラボレーションというものにすごく興味があるので、ワクワクしながら見始めましたが、初っ端から涙腺決壊!
なんなんだこの映像は!素晴らしすぎる!
音楽だけでももちろん感動するんだろうけど、この映像と共にアルバムを初体験できて、本当によかった。主張しすぎずに音楽に集中できるところもいい。
絵を書いたミラさん自身もアニメーションを見て泣いちゃったらしいですが、EL MUNDOの記事(クリスのすごい絵があるよw)によると、この絵のテーマは「シュールレアリズムとクリス・マーティンの夢」で、「彼の意識の一部であり、彼女の一部でもある」?らしい。(Google翻訳と、スペイン語を英語に翻訳してくださったものを読んだだけなので、違ったらすみません)
素晴らしい映像と、Zane Loweのインタビューでクリスが語っていたことと、ニューアルバムが出るワクワク感と、全てが重なって、涙が溢れました。一つの映画を見ているような、素敵な40分でした。
この映像って期間限定らしいけど、いつまで見れるんだろう。
永遠にリピートしたい。既にリピート止まらない。
アルバムまで待たれている方も多いと思うので、一曲一曲の感想を書くことはしませんが、Parachutesのようなアルバムかと思ったら、違いますね!でもそれがいい。だって、Parachutesみたいなアルバムが聞きたかったら、Parachutesを聞くもの。いい意味で裏切られました。
特に初めて聞いたInkや、ティンバランドがベース・ドラムを担当しており、ジョニーのギターソロが印象的なTrue Love。
ゼインさんが言っていた、
Parachutesを音響的に拡張したような、でもブライアンやマーカスやジョンから学んできたようにモダンでもある、そんなアルバムに思えるんだ。
これですこれ。
そしてまたゼインさんのこの言葉を思い出して泣きそうに。。
このアルバムではバンド全員が、君を抱きしめているみたいに感じるんだけど。君の周りを囲んで、サポートしているように。
EL MUNDOの記事では(上に書いたように、もともとスペイン語なので、よくわからないところもありますが)、クリスは「今まで作った中で最も現実的で、最も正直なアルバム」と言っていました。
僕たちは新しい世界にいて、幸運なことに、グループの結束はこれまでで一番強い。
作曲に関わってくれるようにみんなに頼んだんだ。惜しみなく、才能を発揮してくれた。彼らがいなかったらどうしていいか分からない。必要な時にはいつも彼らがいてくれる。
あとは、「ゴースト・ストーリーズは、スーフィズムの先生から教えられたことの答えでもある」とも語っていますが、その後の部分がちょっとよく分かりません(笑) このことはZane Loweでも語っていたので、詳しくはまた。
Always In My Head 最初の方はZane Loweで聞いていたはずなのに(iTunesフェスのパフォーマンスは一回しか見てないので忘れましたw)、クリスの声を聞いた途端涙が溢れてきました。
マデオンが作ったという最後の音も確認しました。ほんと、これはいい。
でも「ぽふーっ♪」じゃないじゃん、クリス(笑)
最後に羽の全体像が浮かびあがり、Magic。
空には星がゆっくりと流れます。時折流れ星も。
アルバムを通して聞く中でのMidnightの素晴らしさよ。Midnightで泣くなんて思いもしなかった。映像が暗くなって月が出てきてこれまた素晴らしいのです。
色々考えてのことなんだろうけど、2月にこの曲出さないほうがよかったんじゃ・・・
これを聞いた後だと、ますますボーナス・トラックのMidnight リミックスいらねーーーー!(暴言)
いや、ジョン・ホプキンスは大好きですよ!でもMidnightはあの位置で聞くからこそ意味のある曲だと思うよ!最後に10分もリミックスがあるのは余計でしょ。
Oceansの最後で羽の中の竜巻がアップになるのですが、ヘッドフォンで聞いていたので、一層竜巻感?が味わえました。おすすめ。
そこからのA Sky Full Of Starsがなんとも言えず、なぜか涙が。この曲で泣くなんて(二回目)
最初聞いた時微妙だった曲ほど、このアルバムの中で輝いている気がします。(期待が少なかったせいなのかもしれないけどw)
突然速度を速める星たち。泣きながら踊りたい、不思議な気分。
そしてOですよもう。Zane Loweで流れただけでも泣けたのに、鳥肌がぶわっとすごいことに。ちょうど東京も夜も明けてきて、ピアノの音色とクリスの優しい声が沁みる。
色んなモチーフが思い出せる後半のガイのベースがまたいいんですよね。
「無条件の愛」のメッセージをこめた曲で終わらせたかった、というクリス。アップルちゃんとお友達の声の部分は、「この小さい部分だけは僕のためのもの」と言っていましたが、美しかった。
そして最初に戻って終わると。うん、やっぱりOで終わりたいな、このアルバムは。
輸入盤にしようっと。
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