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‘O’ (Coldplay) クリス・マーティンのGhost Stories各曲解説日本語訳+歌詞 タイトルは 『The Missing Piece Meets the Big O』から

Ghost Stories O

クリス・マーティンによるGhost Stories各曲解説訳第二弾は、リクエストのあった“O”です。こんななんちゃって訳でよければ他の曲も訳してみるので、こちら からでも Twitter からでもお気軽にリクエストお願いします!あ、Inkはやる予定です。


前回 アルバム全体の解説 を訳した後ルーミーの「ゲストハウス」を読んでみましたが、今回は訳す前にシェル・シルヴァスタインの『The Missing Piece Meets the Big O』を読み直してみました。昔兄が紹介してくれた大好きな絵本なんです。

The Missing Piece Meets the Big O


“O” というタイトルを聞いた時真っ先にこの本が浮かんで、何かヒントがないか調べていたんですが、ベイカリーでクリスに会った方が、クリスのOのタトゥーのことを尋ねるとこの本の話をしてくれた、というのを読んで、やっぱり関係あるのかな?と思っていたのでした。

アルバムを聞いてからは、サークル/循環の意味も含まれているのかな~?とか色々考えていて(それについてはDVDの監督さんがこちらで答えてくれています)・・・タモリさんが聞いてくれなかったので、誰かに意味を聞いてほしかったんだ。このインタビュアーの方(この人?)ありがとう!

The Missing Piece』が「ぼくを探しに」、続編の『The Missing Piece Meets the Big O』が「続ぼくを探しに ビッグ・オーとの出会い」という邦題で翻訳されています。続編の方が好きです。内容はクリスが説明してくれているので(分かりにくいけどw)、さっさと訳に行きまーす。


Flock of birds
Hovering above
Just a flock of birds
That’s how you think of love

And I always look up to the sky
Pray before the dawn
Cause they fly always
Sometimes they arrive
Sometimes they are gone
Fly on

Flock of birds
Hovering above
Into smoke I’m turned and rise, following them up
Still I always look up to the sky
Pray before the dawn
Cause they fly away
One minute they arrive
Next you know they’re gone
Fly on

Fly on, ride through
Maybe one day I’ll fly next to you
Fly on, ride through
Maybe one day I can fly with you
Fly on



クリス : 最後のトラックは “O” で、“Fly On” という歌でもあります。だから本当は二つの曲なんです。後の曲は子供達に歌ってもらったメッセージで、基本的には「決してはなさないで」ということを言っています。ただ素敵なメッセージだと思ったんです。

バンドの他のメンバーがそれぞれの曲にいてくれることが生きている実感をくれて、何かの一部だと感じられるのと同じように、子供達が、僕の子供達が歌っているただのサウンドなんですが、安心させてくれるし、抱きしめられているように感じます。温かみを添えてくれるんです。


その前の曲は、ある場所に辿り着こうと努力していることについて歌った別の曲です。周りの人達が幸せであるかぎり、彼らが何を選択しようと、彼らのために幸せになれるそんな場所に。無償の愛についての曲だと思っています。

鳥のことを歌っていて、悪く言いたくないんですが、僕は鳥を籠に入れちゃうような人達があまり好きではなくて。だって僕にしてみれば、「鳥は飛べるんだよ!どうしてそんなことが出来るの?クレイジーだよ…」という感じで。

だから、そういう「自分は自分のやることをしよう」という感情のことです。


いや、鳥のさえずりは入っていません。ジョニーがギターで鳥になっているんです。彼はギターですごい動物のモノマネをやるんですよ。将来はそれに頼ることになるでしょうね(笑)


インタビュアー : Oというタイトルにはどんな意味があるんですか?実際の文字はサークルのように見えます。

クリス : まずはアルバムをよく理解してくれてありがとう。とてもいい気分になるんです。誰かがこれはこういう意味なの?って聞いてくれて、僕がそう!って答える時に。

これはシェル・シルヴァスタイン(クリスの発音によるとシルヴァスティーンなのか)の『The Missing Piece Meets the Big O』という本から来ています。僕達の誰も、欠けているピースなんかじゃなくて、また欠けているピースがあるわけでもない、僕たちはみんな完全体なんだという話で、美しい絵本なんです。最後には2つのOが一緒に転がっていきます。

素敵なものの見方だと思いました。15歳でも55歳でも80歳でも、自分は完全体だ、欠けたピースはなく、自分の中に完全なものを見つけないといけないという。意味通ってますか?


(ここでインタビュアーが何かの本のタイトルをあげてると思われるんですが、聞き取れず。スミマセン)

素晴らしい本ですよね。それも大きい影響を与えています。実は『Ghost Stories』に決める前、考えていたアルバムタイトルの一つが『Alchemy』 [*] だったんです。

必要なものは自分の中にある。それを外に出すのを、ふさわしい人に助けてもらわないといけないというだけなんです。

僕はそれをカメラの前で言う必要があります。でも僕でさえ、音楽の精神的な部分を語ることは少し緊張しますよ。でもそれを本当に堅く信じているんです。人生において本当に助けられました。

だから僕は話したい。でもフロントマンとしては話すべきじゃないことでもあります。でも話したい。だから言っちゃった。もうやっちゃったから手遅れですね。そして僕はやっちゃったことを誇りに思います(笑)




※ 脚注 [*] 『Alchemy』(錬金術)については以前記事を書いたので、そちらもよかったら ⇒ Ghost Stories のキーワード 【錬金術】
⇒文章に戻る



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