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[Coldplay] リアーナにデュエットをお願いする時、ヒュー・グラントみたいに口ごもりながら、6分もかかってやっと尋ねた。

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2011-10-24 Coldplay Live From London (XFM) アルバムリリース日のラジオインタビューです。

[Coldplay] Paradise PV撮影裏話 ~ クリスのインタビュー編 でParadiseのビデオの話は書きましたので、その続きから。

バンドで一番声が大きい人(わかりきってるw)、ガイの意見は変えられない、Hurts Like HeavenとPrincess Of Chinaが出来るまで、ベガスでギャンブル、他。


― ブライアン・イーノを含めて、気に入らない時一番声が大きいのは?

クリス・ジョニー・ガイ: ウィル!

ウィル: 例えばClocksとか、最初書いた時あんまり好きじゃなくて、家に帰って、うーんどうだろう、みんなはすごく興奮してるけど、なんて思ってた。結局はお気に入りの曲の一つになったんだけど。一番悪いことは自分の気持ちを誰よりも先に出しちゃうことかな。決め付ける前にちょっと静かにしてることも学ばなきゃね。

クリス: ウィルとガイの違いは、ウィルの意見は変えられるってこと。でもガイが嫌いなものは全部ボツにしなきゃいけないってことを学んだよ。彼は絶対意見を変えないから。

 

― Hurts Like Heaven はどうやって出来たの?

僕たちのクラシックなやり方で作られた。ある日宇宙の何処かから、僕の頭の中に最初のフレーズ「でれでべねめねめねめねどぅ~♪」がシンプルなコードと一緒にやってきて、それがバンドのファクトリーラインに運ばれた。

ウィルが最初に聞いて、「ぶふかぶぶふかっ♪」とやって、ガイがそれを聞いてベースを加えて、車が製造されるみたいに組み立てられていったんだ。

OK、これはエレクトロニックみたいな感じになるなと思っていたところで、Big Old Jonny Bucklandのご登場。ジョニーは18個のギターパーツを弾きたがってて、完全に彼の好きなように変えてしまったんだ。もちろん気にしないけど。

あと、初めてマラプロピズムを使ってみたかった。ビートルズの “Tomorrow Never Knows” とか “Eight Days A Week” のような。Hurts Like Heaven はそのようなものの一つのつもりなんだ。

 

― (Princess Of China について) Coldplayのアルバムにリアーナを使うことについて、誰か躊躇した人はいなかったの?

クリス: いなかったよ。

曲は彼女にお願いするずっと前から存在してたんだけど、僕たちシャイだから・・・

曲を書いた時はずっとリアーナのことが頭にあったんだ。Jay Zとラスベガスでニューイヤーズショーをした時まで会う機会がなくて、そこに彼女がいたんだよ。真夜中、バーにいて、ヒュー・グラントみたいに口ごもりながら、6分もかかってやっと尋ねたんだ。

「もしかして・・・可能なら・・・ひょっとして・・・検討して・・・いただけないかな・・・歌うのを・・・あの・・・」 僕の口を閉じようとしただけかもしれないけど、彼女はイエスと言ってくれた。

ハリウッドにあるスリラーが作られたスタジオに行ったんだけど、時間までに汗が止まるように早めに行ったから、1時間待ってたよ。ピアノで弾いて聞かせると、彼女は椅子に座っていて、OK!って言ってくれた。アメリカン・アイドルのオーディションに近い経験だったね。

 

― ベガスではギャンブルしたの?

ジョニー: 僕は酷いギャンブラーだから、全部お金とられちゃうんだ。

クリス: 彼らにとっては素晴らしいギャンブラーだよ。一回何千ドルか払ったら「コールドプレイ」と書かれたチップをくれたんだけど、一銭も残らなかった。フリーでギグをやったようなもんだよね。

ガイ:そう予想してたんだろうね。

 

(このインタビュー、合間に生演奏も挟んでいたんですが、In My Placeの間奏に入った途端にクリスが間違って、2番が始まった時に笑いをこらえられず止まってしまいました。笑)

 

― お気に入りのバンドにがっかりさせられたことある?ニューアルバムをすごく楽しみにしていたのに、ああああっていうような。

ガイ: 思い浮かばないな。僕はすごく簡単に喜ぶから。

クリス: はあ?いつの間にそんな人間になったの?(このへん笑い声でよく聞こえない)

ガイ: がっかりしたものは思いつかないな。

クリス: みんな答えられないよ。誰かのことを言ったら、誰かが僕たちのことを言うだろうし。

 

― アルバムを作っていて、Parachutesが好きな人達はこれが好きだろうなとか、この人達をキープしなきゃと考えたりする?それとも新しいファンを獲得しようと思う?

クリス: 僕たちはそういうことで、やることを変えたりしない。今やることはシンプルに精一杯できるだけのことをやるってこと。だから全員の好みに合うわけじゃないということは受け入れる。誰かはもっと好きになるかもしれないし、嫌いかもしれない。考えすぎることはないよ。世界には人が多すぎるから。

 

― ニューアルバムを作った過程で、一番気に入っている瞬間は?

クリス: オタクっぽくなりたくないんだけど・・・Charlie Brownを作るにあたって、1年半ぐらいもがいていて、歌声を使った新しいキーボードサウンドを作り出した時かな。初めて挑戦したことだった。その時がアルバムを完成させられるって思った最初の瞬間だった。