Coldplayのニューアルバム『A Head Full of Dreams』について、メンバー(ほとんどクリス・マーティン)が語ったことを片っ端から集めました。
書いてしまってからこんな長いの誰が読むんだと一人で笑ってますが、和訳はしばらく今までの記事に追記していく形で更新しようと思っているので、読んで下さる方はごゆっくりどうぞ(笑)
はっ!でも来週はZane Loweのインタビュー(新曲公開予定)+Q Magazine発売だー!どちらも要チェックです。更に延期になっていたTIDALのライブ(22日)とAmerican Music Awards(23日)がありますよ!(どちらも日本時間)
『A Head Full of Dreams』 関連インタビュー和訳
- 日本のインタビュー ⇒ 「来年来日したい!」+日本でジェットコースター恐怖症になったクリス+『A Head Full of Dreams』制作過程
- 日本のインタビュー ⇒ コールドプレイ新作より「Army Of One」の歌詞に日本の短冊が!日本で書いた曲やファンとの思い出、アルバムへの思いを語る
- Q Magazine ⇒ コールドプレイの新アルバムでグウィネスが歌っている理由をクリスが語る+ノエルとのレコーディング+ライブ密着レポ他(Qより)
- コラボについて ⇒ ビヨンセ、ノエル、大統領、グウィネス、子供達、ルーミー…クリス・マーティンがコラボの背景を語る 11/20 追記
- Magic Radio ⇒ 『A Head Full of Dreams』は最後のアルバムではない、ノエルはUp&Upにギターで参加
- ツアーについて ⇒ 「A Head Full of Dreamsツアーはお祝い。気が狂ったようにツアーをやる!」 UKスタジアム公演は6月! 11/21 追記
- Adventure of a Lifetimeについて ⇒ 唯一のディスコ曲。制作過程と歌詞に込められた思い、謎の声とWooHoo!
- Hymn For The Weekendについて ⇒ ビヨンセとのデュエットで、アルバムの中核。ナイトクラブでかかるような曲!?
自分達をロックバンドとは思っていない
クリス:失うものは何もないという感覚がある。僕たちは万人向けではないという事実が今はすごく心地いいんだ。
更にRolling Stoneに、アルバムでクリスが気に入っている曲は "X Marks the Spot" で、一番Coldplayらしくない曲だと書かれています。
(ネタバレと感じられるかもしれないので詳細は訳しません)
この曲に使われた楽器のほとんどは、1stアルバムを作った頃は存在しなかったもの。
僕達にロックバンドであってほしいと思っている人々はがっかりするかもしれない。でも僕は、自分達のことをロックバンドだとはあまり思っていないんだ。
『Ghost Stories』との比較
★ Focus より追記★
『A Head Full of Dreams』は今までの全てのアルバムの完結編と言えると思う。もし時間があって全てのアルバムを聞いてもらえたら、旅のように感じられると思う。
『A Head Full of Dreams』はファイナルステージ。ハッピーエンドとも言えるね。
Focus より(英訳)
クリス:『A Head Full of Dreams』はカラフルで歓喜に満ちたアルバム。厳しい夜(Ghost Stories)の後の朝のようなもの。
『Ghost Stories』はライブで演奏するように作られたものではなく、一対一の親密なものだったけど、『A Head Full of Dreams』はライブで演奏したいと分かっていて、ライブでうまくいかなさそうなものはレコーディングもしなかった。
このアルバムは人生を祝うもの。友人や子供達を招待した。
The Woody Showより
クリス:『Ghost Stories』というタイトルが出てきた同じ頃に『A Head Full of Dreams』というタイトルも出てきて、「小さくて親密なものを先に作ってから、ツアーをやらずにすぐにスタジオに戻ってもいいかな?」とバンドのみんなに聞いた。
だからタイトルは3~4年前からあった。でも作り始めたのは『Ghost Stories』を作り終えた18ヶ月前から。
On Air with Ryan Secrestより
クリス:『Ghost Stories』はシルバーとブルーだったが、このアルバムは色とりどり。
全部がAdventure of a Lifetimeのようなサウンドではないが、自由な感情をもって、自分たちが興奮できる道を進みたかった。
『Ghost Stories』と『A Head Full of Dreams』は同じ時期に録音したわけではない。
ジョニー:『Ghost Stories』は特別な雰囲気があったから、(一緒に録音していたら)それを殺してしまっただろう。
Annie Macのインタビューより
クリス:『Ghost Stories』は親密でパーソナルなアルバム、難しい感情にどう対処するか、どう変化させるかというもの。それを学んでいく旅を経て、最後には歓喜に満ちた場所へ到達できた。
それがこのアルバムに受け継がれている。
KROQ Kevin and Bean showより
クリス:『A Head Full of Dreams』は、作る過程を最も楽しんだアルバム。『Ghost Stories』は意図的に親密なものにした。
このアルバムにたどり着くために作る必要があった。
Magic in the Morningより
クリス:『Ghost Stories』は親密で静かなアルバムだったから、すぐにもっとカラフルで自由なサウンドのものを作りたかった。だからツアーに出る代わりにすぐに取り掛かった。
みんな開放されたように感じていたと思う。前作では抑えられていたから。
ジョニー:A Sky Full Of Starsは今作に繋がる橋のようなもの。
『A Head Full of Dreams』は最後のアルバムではない、ノエルはUp&Upにギターで参加(インタビュー和訳)
ストーリーの最終章
クリス:このアルバムはあるストーリーの最終章。でもまた新しいものを始める。もちろんColdplayで。それ以外のバンドでやるなんて考えられない。
Le Parisienより
クリス:「けっして諦めるな」これは父がよく言っていた言葉で、アルバムに入れられたら素敵だと思った。
それから、愛を信じることも歌っている。ちょっとヒッピーっぽいけど、本当にそう感じるんだ(笑)
このアルバムは、ある物語の最終章のようなもの。映画の終わりのパーティーシーンのような。何年もここにたどり着きたいと思っていた。ずっとこういうサウンドが作りたいと思っていた。
バンドの終わりではない。しばらくはこの世界に留まる。次どこに行くかは分からないけど、今は、この曲たちと共に、このバンドと共にここにいられるということに、本当に感謝している。
On Air with Ryan Secrestより
クリス:最後のアルバムだとは言っていないけど、何かのフィナーレではある。スター・ウォーズの最終章やハリー・ポッターの最終巻のような。サークルが完結するんだ。でももうちょっとこの世界に留まるよ。
The Woody Showより
クリス:(最後のアルバムかと聞かれて) 違う。
僕が言いたかったのは、そう思わないとこのアルバムに集中して全力を注ぐことができないということと、僕には、長い間ここに到達しようとしていたと感じられるということ。
最初の6作が僕達をここに導いた。ずっとこのようなサウンドが作りたかった。
『A Head Full of Dreams』は最後のアルバムではない、ノエルはUp&Upにギターで参加(インタビュー和訳)
タイトル、歌詞、スタジオ、曲作りのテクニック
クリス:曲が作られる前に『A Head Full of Dreams』というタイトルは決まっていた。
Fitzy & Wippa Nova FMより
クリス:このアルバムの歌詞のほとんどは、ルーミーの詩と、Attar of Nishapurの『The Conference of the Birds』に影響を受けている。それらの本は僕の人生を変えた。
Repubblicaより
クリス:チャーリー・チャップリンが建てたロサンゼルスのヘンソンスタジオと、ジョージ・マーティンが作ったロンドンのエアースタジオで録音した。
Chris Evans Breakfast Show 他より
クリス:ティーザー(焦らし作戦)を考えたのはフィル。
On Air with Ryan Secrestより
(曲作りのテクニックを聞かれて)
クリス:自由な作曲。紙とペンを用意して、12分間何でも頭にあるものを書く。編集も添削もしないで、とにかく自分の中から出してしまう。そして読み返さないですぐに破棄する。その後曲を書くと、うるさい考えに邪魔されなくていいんだ。
ファスティングもいい。週に一度、24~30時間何も食べない。すごく頭がさえるんだよ。それから食物や人生に対してとてもありがたく感じるようになる。それが僕達の音楽がますます喜びにあふれたものになっている理由かな。
(コールドプレイの音楽と私生活を関連付けられない方がいいですか?)
クリス:僕のことを誰も何も知らなかったらいいのにと思う自分もいるけど、それは現実的じゃない。全く真実じゃないことが信じられていたりするから、ますます奇妙なことになっちゃうけど、僕だって同じなんだ。新しいリアーナの曲を聞く時は、リアーナが最近何をしているのか知りたいと思ってしまう。
WSJ より
(2005年と2015年のコールドプレイの違いは?)
クリス:2つの自由。1つは影響を受けたもの全てを受け入れる自由。今の時代簡単に様々な種類の音楽が聞けるからそれを受け入れたかった。ロックバンドというコンセプトから自分たちを開放した。
2つ目は、どんなジャンルの人であれ自分たちが好きな人と一緒にやる自由。このアルバムではクラシックの演奏家やビヨンセ、ノエル・ギャラガー、ノルウェー人のプロデューサーStargateらに参加してもらった。
AltNation Sirius XMより
ライアン・シークレストのノート
On Air with Ryan Secrestより、ライアンがアルバムを聞いて書いたメモ。
なかなか興味深いですのー
『アドヴェンチャー・オブ・ア・ライフタイム』
YouTube Adventure Of A Lifetime (audio)
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