コールドプレイの『A Head Full Of Dreams』より、Up&Upの解説 Part3。Part1~2と他の曲の解説はこちら。
Part2ではコーラスに子供達やメリー・クレイトン、ビヨンセ、ブライアン・イーノらが参加したことを書きましたが、この曲にはギターでノエル・ギャラガーも参加しています。
Coldplay - Up&Up (Official video)
Zane Loweのインタビュー(2015.11.26)より
クリス:このアルバムにはちょっと辛抱が必要かもしれない。理解するのに時間がかかるかも。異なる世界のものが沢山集まっているからね。
それらは全て僕たちが好きな音楽なんだけど、Stargateが僕たちの曲をプロデュースして、それにノエル・ギャラガーや、更にメリー・クレイトンまで関わっているなんて、奇妙に思う人もいると思うよ。僕でも理解するのにしばらく時間がかかったんだ。
本当にノエルに頼むのか?とか、でもこれは『A Head Full of Dreams』なんだから、夢を実現させよう、普通は想像もしないようなことでも試そう!とかね。Oasisは90年代の僕たちにとってものすごく重要なバンドだった。Champagne Supernovaは素晴らしいエンディング曲だ。Purple Rainと同じようにね。
僕達は、長くて、希望に溢れて、世界に対して楽観的で、この15年間に僕たちに起こったこと全てを理解するような曲が作りたかったんだ。
こちらはノエル・ギャラガーのインタビュー(fasterlouderより)
ノエル:Coldplayがレコーディングしてる時に偶然LAにいて、クリスが「スタジオに来てこのアルバムをどうにか押し上げて、僕たちが史上最高のバンドトップ13に入れるよう助けてくれないかな?」って言ってきた。
だから「俺は奇跡は起こせないけど、やれるだけやるよ」って言ったんだ。
-あなたのアルバムにもクリスに参加してほしいと思いますか?
ノエル:もちろん。やつはすごい。天才だよ。(Absolutely. The man’s a fucking wizard, he’s a genius.)
ノエルさんf*cking多すぎてうまく訳せないよ…w
ノエルがスタジオにいたのは数時間で、ソロ以外の部分は聞いていなかったそうです。(Facebookのライブストリームイベントより)
こちらは以前訳したものですが…
クリス:Up&Upという曲で、「ノエルがやるようなソロをやってみて」とジョニーに頼んでいたんだけど、ノエルはジョニーがやりそうだと彼が考えるものをやろうとしていたと思う。僕は座ってお気に入りのギタリスト二人が演奏し続けるのを眺めていただけ。
『A Head Full of Dreams』は最後のアルバムではない、ノエルはUp&Upにギターで参加(インタビュー和訳)
クリス:アルバムの何曲かは、夢を叶えようとすること、また、クールな新しいアイディアを思い付くことによって事態を改善できる可能性について歌っている。
僕達の夢の一つはノエルが演奏してくれることだった。ノエルは歌ってはいない。ギターソロのみ。
KROQ Kevin and Bean showより
『A Head Full of Dreams』 ビヨンセ、ノエル、オバマ大統領、グウィネス、子供達、ルーミー…クリス・マーティンがコラボの背景を語る
こちらも以前訳したノエルのインタビュー(Q Magazineより)
ノエル:ちょうどLAにいて、「今夜何してる?」って電話がかかってきたんだけど、スタジオに行って聞かせてくれたのは12小節のループだけ。
(その夜のクリスについて)メキシコ料理にあんなに興奮するやつ初めて見た。あれは絶対MDMAかなんかやってたね。
コールドプレイの新アルバムでグウィネスが歌っている理由をクリスが語る+ノエルとのレコーディング+ライブ密着レポ他(Qより)