これまで訳したインタビューからあぶれちゃったものを、曲毎に少しだけピックアップ。
後半です。M.M.I.X. / U.F.O. / Major Minus / Princess Of China / Up In Flames
前半はこちら。
2011-10-21 98.7fm Los Angeles クリスとジョニーのインタビューより
― M.M.I.X. の意味は?
クリス: 小さな曲のことで、意味はないよ。MとXにとりつかれてたんだ。変なOCDルールがあって、アルバムに3つは同じ文字から始まる曲を入れなきゃ、とか。今回はそれを2文字にしようと思って。
ジョニー: 2009って意味かと思ってた。
クリス: いいよ。ラテンのリスナー向けにはそれで。
― クリスは頭字語にもOCDがあるようだね。U.F.O.とか。クリス: 頭字語がいくつかあるといいね。
誰かがUFOに乗って世界を通り抜けるけど、自分が何してるのか分からない。そんなところから来てるんだ。僕たちはみんなそうだよ。
― 最後のアルバムになるとか言ってたけど?クリス: モチベーションの問題かな。スポーツを見てて、例えばサッカー選手が試合の後疲れきって、すぐには試合はできないような。だから僕らも、全てを出しきって、少し座って・・・
― ツイッターで誰をフォローしてる?クリス: カニエのは読んでたよ。(グウィネスも)彼女は素晴らしいツイーター。
― (グウィネスが)ニュー・アルバムは傑作だって書いてたよ。恥ずかしいな・・・
2011-10-22 NPR クリスとウィルのインタビューより
クリス: ウィルから読めって言われた本なんだけど、コーマック・マッカーシーの『ザ・ロード』からインスパイアされた曲。
ウィル: 曲の順番を考える中で生まれた曲なんだ。「脅威」を置く必要があったんだ。
クリス: アルバムの中の悪役なんだ。だからウィルがリード・ヴォーカルを歌ってるんだよ!これが誰か別の人にリードを歌ってもらった最初の曲。
ウィル: というよりリードをわけあってる感じでしょ。
クリス: まぁそうだけど・・・
ウィル: 僕とクリスの声を融合させたんだ。
クリス: 奇妙で恐ろしい獣を作るためにね!
2011-11-01 InDemand ガイとウィルのインタビューより
ガイ: アルバムで一番暗い曲だね。バランスがいいようにいつも気を使ってるんだ。
Us Against The World のような曲は、大きな曲にとって活力になるもので、Major Minus はもっと暗いテリトリーを探りだす曲。
2011-10-22 NPR クリスとウィルのインタビューより
クリス: リアーナの声が大好きなんだ。最初はロスでリアーナに会ったんだ。
ピアノを弾いてウィルやジョニーやガイに新しいアイディアについて意見を聞くのには慣れてるから、リアーナにもそうしてみようと思って。
でもすごく緊張した。なぜか観客が少ないほど怖いんだ。大勢の観客の前ではパフォーマンスモードになって、ナチュラルに出来るんだけど、1人とか3人の前では自分がバカみたいに思えてくる。
2011-10-25 inDemand Scotland ガイとウィルのインタビューより
ガイ: 今までやらなかったことをやるのが好きなんだ。今までコラボレーションをやったことなかったから、だれかとやろうってことになった。
リアーナはすばらしいポップスターだし、クリスが弾いて聞かせて、リアーナが同意してくれた時は本当に感謝したよ。アルバムでお気に入りの曲の一つなんだ。僕たちにとって新しいし、興奮したよ。
クリスがロスのスタジオで弾いて、その後彼女が「魔法の洞窟」で歌ったものをメールで送り返してくれたんだ。
ウィル: (他に誰か一緒にやりたい人がいるか聞かれて)すばらしいアーティストがたくさんいて、コラボレーションもたくさん行われているけど、僕たちがよくやることじゃないんだ。
時々他のバンドと一緒に仕事したり、誰かに曲をあげたりすることもあって、楽しいけど、そういうのは歌が求めることなんだ。
リアーナのパートを僕が歌ってみたんだけど、そこまで感情的に仕上がらなかった。だから正しい曲がきたら、誰かにやってもらうこともある。
2011-11-01 InDemand ガイとウィルのインタビューより
― 一番つながりを感じる曲は?
ウィル: Up In Flames。セッションの最後の最後に書かれた曲。
ダンスや、ヘヴィーなものや、密度の濃いものは録音してきたけど、エモーショナルなトーンの曲が希薄だとみんな感じていて、どこからともなくこの曲があらわれて、ものすごい速さでレコーディングされたんだ。
加工されすぎず、低密度で、ジョニーのすばらしいギターも入って。この曲が一番反応する曲かな。
2011年10月 3fm アルバムが出る少し前、ベイカリーで。クリスとジョニーのインタビュー。
― ブライアンにプレッシャーをかけられていたジョニー
クリス: もう終わったと思ってたんだけど、日本にいた時、新しい曲ができて、彼はこのアルバムの中で一番すごいリフを作ったんだ。
あのリフで、ブライアンが彼にやれって言ったことが完成した気がしてすごく嬉しかったよ。